この一週間は教室の完成のために費やしてしまった
どうやら形になったので今後は陳列スペースを充実させよう
教室の問い合わせもちらほら・・・
まあ気長にいきましょう
話は変わって 先日テレビでひょうたんの事を放送していたが
小学校でひょうたん栽培をして出来たひょうたんで何をしたいか?
と尋ねられた子供が口を揃えて「水筒」を作りたいと答えていましたが
店に来られるお客様でも「水筒」や「徳利」を作りたいという方がいますが
何度かブログにも書きましたが
水筒は半端な覚悟ではできません
ひょうたんが食べられないのは苦いからで 野生動物も食べません
当然乾燥したひょうたんに水や酒を入れても苦味が出て飲めないそうです
それを飲めるようにするには何度も何度も水・酒・茶を入れては捨てて
数箇月から半年近い時間をかけてアクを抜く作業が必要で
ちょっとした工作気分でできるような代物ではないからです
また ひょうたんは自然乾燥をさせていると解りますが相当な通気性(通水性)が有り
穴を開けなくても驚くほどの速度で軽く乾燥していきます
種出しの時に水や空気圧を掛けると表面やお尻から泡が勢い良く出ているのを良く見ます
ロサンゼルスの友人が大変だと言うのに 徳利作りを始め 酒を入れて一週間したら
中身が完全に無くなってしまい いきなり挫折?
表面に水分が染み出す事で気化熱を奪い内部が冷える から瓢箪に入れた水や酒は冷たい
それが珍重されるのでしょうが あまり染み出すようでは使い物にならないので
柿渋などを何度も塗り表面に幕を作ることで染み出す量をコントロールしていたのでしょう
数多くの工程を経て出来たひょうたん徳利は完成された美しさがあり
付けられた値段も驚くほど高額です
更にこういう道具は日常の使用が前提で何年も水を入れなかったり逆に入れっぱなしで
手入れをしなければ機能は失われてしまうでしょう
そんな訳で 機能を持った水筒を作りたい と言う人にも決してお薦めはしません
縁起物として内部はそのまま 外部だけを加工したナンチャッテ瓢箪(自称)くらいがお薦めですし
実際 街で見かけるひょうたんのほとんどは 観賞用だと思います(自分勝手に!)
もし手間をかけて作っても今の時代
ひょうたんを腰にぶら下げて外を歩くのは相当な 勇気 がいりますよ!
小学生だって遠足にひょうたんで水持って行ったら・・・きっと二度と持って行かないでしょう!
お酒を持ち歩くのなら金属製のスキットルを忍ばせておいたほうがいいかも・・・
水筒できません 10月7日
