苗の話 17年05月14日

今年は定植した苗120株程の中で5月14日現在 死亡率0%!!!

毎年カラス?にやられたり 原因不明で突然枯れたり

一割 約10株少々の植え替えが必要になるのだが

このままで行くと今年は待機中の苗は出番がないかもしれない

 

ヘルプの苗はもう種まきから二か月で長さも40cm近くなっている

髭も大分出ておりあちこちに絡みついている

来週位で可哀そうだが廃棄か?

 

この時期になると種を買って戴いたお客様から

「発芽しない!」とお叱りを頂く事がある

発芽試験をちゃんとやっているのか?

いい加減な種を売るな!

種が古いんじゃないか!

と言った具合で毎年の事なのだが・・・

楽しみに購入していただいたお客様には何とも申し訳ない

しかし

発芽クレームにはお答えできないのをご承知いただいています

 

発芽試験は勿論やっています 手順は以下の通りです

 

販売用発芽試験                                                                発芽率

1回目 12月 保温器で一か月 全種類         60%以上の物は販売

        温度は28度

2回目  1月 温室で一か月  1回目60%以下の物  60%以上の物は販売

                            (0%の物は廃棄)

3回目  2月 保温器で1か月 2回目60%以下の物  60%以上の物は販売

        温度は30度              (以下は当園使用)

 

ここまでやってから3月に当園用の苗作りを開始します

販売用の種は   1ポット2粒

60%以下の種は 1ポット5粒

0%だった種も試しに一種20粒程

を3月中旬から1週間でほぼ全種類(約110種)蒔きます

保温器は使わず温室で一発勝負

残念ながら販売用の種で発芽しない物もあれば

廃棄種から発芽する物もあります

発芽したものの中から約80種約120株を栽培します

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3月に撒いたのに発芽が遅れていた劣等生たち

5月14日の段階でまだフタバの物

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こちらは数日前に発芽した物

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漸く土が盛り上がって来た物もある

まだ廃棄していないが6月に発芽する物もある

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発芽が不安定な代表格ミニヘチマ

縦で2鉢2粒づつ撒いてあるが発芽したのは片方だけ

しかも1本はもう30cm以上伸びているのに

もう一本はまだフタバ

あまりのへそ曲がりぶりにファンは多いのだがここ何年かは

販売をやめている

 

1回目の試験をストレートで通過する種は約65%

残りの35%が2回目に進みますが 

不思議な事にここでも通過するのは65%位?

1回目0%だった物が2回目は100%だったり

50%発芽していたのに2回目は0%だったりも

 

1回目と2回目の違いは時期と温度

保温器は常時温度を保っているが温室は昼夜で寒暖の差がある

流石に3回目は通過する物が減るが それでも20%位は通過

最終的に10%前後の種が販売できない事になります

3回目の違いは時期(もう春)と言う事か?

 

あと微妙な水加減は毎回同じと言う訳にはいかない

試験終了時に種を掘り起こして潰してみると

腐っているものとまだ硬い物がある

腐っている物はニュルッと出て来るが

これは水分量もしくは温度が合っていなかった為か?

 

さらに試験が終了した後捨てた土から5月6月には

結構(数十本)の芽が出ている

これは種は生きているが殻がガードして

必要な水分が中に入るのに時間が掛かった為か?

殻の端をカットして水分が入り易くする方法を進める

農場もある様だが・・・

 

異なった気候の地域から種が来る為か

一律にはなかなか発芽してくれない

お客様にはオールマイティーな方法を

お伝えする事も出来ず 心苦しい限りですが

 

すべての種はこの手順で発芽を確認した後に販売しています